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真剣とはほんとうの剣のこと。鈴江

ikai
私たちは熱いのだ。寄らば斬る、という気配で稽古するものだからスタッフたちがあぶなくってしかたないのだ。見学する人などひとりもいない音ひとつしない稽古場の静寂。響くのはただ衣ずれの音だ。役者はほこりの落ちる気配にも敏感に、相手役のニュアンスを読み取ろうとする。真剣勝負だ。よらばきられるのだ。これぞえんげきだ。え、ん、げ、き、と書いて私たちは いのちがけ とよむ。ほんとのことだ。
稽古中にサックスの美人と笑ったりなんてできない。できるはずもない。そんなこと、……ありえないのだ。想像するだけでも恐ろしい、そんな緊張感が、このところ毎日の僕たちのお友達だ。

みよ。この男優のさわやかな顔を。笑っているのではないこの歯の白さ。緊張すると、人はときどき不条理にえみにちかい表情を浮かべる。この顔はそれだ。彼は笑っているのではない。けっしてない。サックスの美人の横にいる演出家と同じだ。

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